本書はgifoctについて説明したものです。
gifcotは、画像を1つのウィンドウとして、デスクトップへ表示するソフトウェアです。
対応する画像はGIF(アニメーションGIF)、BMP、ICO、PNG、JPEG、そしてEMFです。
gifcotが対象とする環境は以下の通りです。
WindowsXPでは標準でGDI+が添付されますが、Windows2000では、別途GDI+をインストールする必要があります。
WindowsXPの場合、適当なディレクトリへgifcot.exeを配置するのみです。WindowsXPにはGDI+が標準で添付されるため、これ以外、特に必要な作業はありません。
Windows2000の場合は、gifcot.exeを適当なディレクトリへ配置する他に、GDI+(gdiplus.dll)が必要となります。
GDI+がインストールされていない場合、以下のダイアログが表示され、gifcotの起動はできません。
gifcot.exe - DLL が見つかりません
ダイナミックリンクライブラリ gdiplus.dllが指定されたパス(略)に見つかりませんでした。
この場合は、別途GDI+をインストールの必要があります。
GDI+はマイクロソフト・ダウンロードセンターからgdiplus_dnld.exeとして入手が可能です。
gdiplus_dnld.exeは自己解凍形式です。このファイルから得られるファイルlicense.txt、regist.txt、そしてgdiplus.dllのうち、gdiplus.dllを、gifcot.exeと同じディレクトリへ配置することで、gifcotの起動が可能となります。
ただし、他のソフトウェア製品(たとえばOfficeなど)インストールの際、同時にインストールされている場合もあります。
なお、いずれの場合も、スタートメニューや送るメニューなどへ登録の場合は、手動で行う必要があります。
「設定を消去」により、レジストリへ記録された情報の抹消を行います。ただし、この作業は必須ではありません。
gifcot.exeを(またWindows2000においてgdiplus.dllを手動で配置していた場合にはgdiplus.dllも)削除することにより、アンインストールは完了です。
なお、スタートメニューや送るメニューなどへの登録を行っていた場合は、それらを手動で削除する必要があります。
まず、タスクトレイのgifcotアイコンを左クリックし、gifcotメニューを表示します。
gifcotメニューから「開く...」を選択し「ファイルを開く」ダイアログを表示します。
「ファイルを開く」ダイアログにより画像ファイルを選択することで画像を表示します(「ファイルを開く」ダイアログ表示中は、タスクトレイのgifcotアイコンは操作に反応しなくなります)。
なお、対応する画像はGIF、BMP、ICO、PNG、JPEG、およびEMFです。
選択したファイルが対応画像ではないなど、表示することができない場合、以下ダイアログが表示されます。
ファイルを開けません
(指定ファイル名)
をgifcotとして開くことができませんでした
自動表示を希望する画像をgifcotで表示します。
画像を右クリックし、メニューから「状態の保存」を選択し設定一覧を表示します。
設定一覧から1〜8の適当な場所を選択することで状態の保存が行われます。すでに保存が行われている場所へ新たに保存しようとする場合には、その旨を問い合わせるため、以下ダイアログが表示されます。
設定を上書きします
(ファイル名)
の設定を上書きしますか?
状態の保存を行った画像は、次回gifcot起動時、自動的に表示されるようになります。
状態の保存後に画像ファイルを削除してしまった場合など、表示することができない場合、以下ダイアログが表示されます。
ファイルを開けません
(指定ファイル名)
をgifcotとして開くことができませんでした
不要となった保存済み状態は消去してください。
explorer上のgifcot.exe、あるいはそのショートカットへ画像ファイルをドラッグアンドドロップすることにより可能です。
選択したファイルが対応画像ではないなど、表示することができない場合、以下ダイアログが表示されます。
ファイルを開けません
(指定ファイル名)
をgifcotとして開くことができませんでした
送るメニューへgifcotを登録((ドライブ名)\Documents and Settings\(ユーザ名)\SendTo\へgifcot.exeへのショートカットを作成)することにより可能です。
選択したファイルが対応画像ではないなど、表示することができない場合、以下ダイアログが表示されます。
ファイルを開けません
(指定ファイル名)
をgifcotとして開くことができませんでした
タスクトレイのgifcotアイコンを左クリックし、gifcotメニューを表示します。
gifcotメニューから「設定から開く」を選択し設定一覧を表示します。
設定一覧から画像ファイル名を選択することで画像を表示します。
設定の保存後に画像ファイルを削除してしまった場合など、表示することができない場合、以下ダイアログが表示されます。設定が不要となった場合は、後述の「設定を消去」により設定を消去してください。
ファイルを開けません
(指定ファイル名)
をgifcotとして開くことができませんでした
なお、すでに表示している画像の設定を選んだ場合は、新たに別の画像として表示します。
画像をダブルクリック、あるいは右クリックで表示されるメニューから「5秒間消画」を選択することにより、5秒間非表示となります。
画像の下にあるアイコンの操作などが可能となります。
しばらく消しておきたいときなどは、画像を右クリックで表示されるメニューから「消画」を選択することにより、非表示となります。
状態の保存を行っている画像を消画の状態にしても、次回起動時には通常表示されます。
タスクトレイ上のgifcotアイコンを左クリックし、画像一覧を表示します。
一覧から目的の画像を選択することにより、表示します。
なお、表示済みの画像を選択した場合は、画像が手前に表示されます。
目的の画像上で右クリックし、メニューを表示します。
メニューから「常に手前へ表示」を選択し、チェックを外すことにより、他ウィンドウの背後へ回るようになります。
タスクトレイ上のgifcotアイコンを左クリックし、画像一覧を表示します。
一覧から目的の画像を選択することにより、画像が手前に表示され、見えるようになります。
なお、他のウィンドウへ隠れないようにするには、目的の画像の上で右クリックし、メニューから「常に手前へ表示」のチェックを付けることにより可能です。ただし「常に手前へ表示」の画像同士では、それに隠れることがあります。
目的の画像上で右クリックし、メニューを表示します。
メニューの「移動」項目から、それぞれの方向を指す項目を選択することにより、画面の端へ移動します。
なお画面とはモニタを指し、その端とは、マルチデスクトップの場合、画像を表示しているモニタの端となります。
タスクトレイ上のgifcotアイコンを右クリックし、gifcotメニューを表示します。
gifcotメニューから「設定を消去」を選択し設定一覧を表示します。
設定一覧から目的の設定を選択することで設定の消去が行われます。この際、その旨を問い合わせるため、以下ダイアログが表示されます。
設定を消去します
(ファイル名)
の設定を消去しますか?
gifcot v3.0の改訂履歴は以下の通りです。